【短】うしろの席の鈴木くん。
「意識しまくりじゃん、…ちーちゃん?」
「なっ…」
私の視界は鈴木くんでいっぱい
他の景色が映らないくらいに
私と鈴木くんの距離が一気に近づいた
「ね、ちーちゃん」
「なっ、なに…?」
「この前の返事、待ってるから」
「…………………っ」
「じゃ、バイバイ。……かいちょー」
鈴木くんは悪戯っぽく笑って
教室から出ていってしまった
鈴木くんが帰ってしまったあとも
私の心臓のドキドキは
しばらく治まらなかった
「私は、鈴木くんのこと……」