隣の席のキミが好き
やっぱり社交辞令!




「あたしも、青葉くんのとなりがよかったの~」




ノリで言ってみた。




青葉くんなら、このぐらいの返しは慣れてるはず。




「マジで?」




青葉くんが驚いている。




マズかった?




親し気に話して、ちょっと迷惑?




ううん、青葉くんの顔はなんだか嬉しそう……。










「ジュース買いに行ってよかった。実はさ、鈴木と少しでも接点欲しかったから」




「え…」




「サボろーっつたのも、一緒にいたかったから……ただの口実……」




青葉くんはそう言ったあと、プイと顔を背けてしまった。




ああ……。




< 107 / 127 >

この作品をシェア

pagetop