涙々~RUIRUI~

震々


ピロリン♪ピロリン♪
薄暗い部屋の中、携帯が鳴った。
誰からかはわかっている。内容だってわかる。
「…はぁ……」
寝転がっていた体を起こして、机に置いていた携帯を取った。
開くと『ミヤさんからメールが届いています』と流れている。見飽きた文だ。
「………」
『つぼみ~?大丈夫?
今日もお腹痛いの?無理しないでね(T△T)
ホットミルクでも飲んで寝ててね(>_<)/~~』
ほぼ毎日変わらない文章。ここ1週間、ミヤから決まって朝にメールが来る。
2週間半休んでいたら当然か…。
そう言えば明日から夏休み…。
適当にメールを返して、また寝転がった。

アレから部屋から外なんかには出ていない。
お母さんに毎回、ご飯を持ってきて貰って下げてもらう。
何も言わなくてもお母さんはわかっているようで、部屋から出る時は『無理しちゃダメよ?』と微笑んでくれた。
でも、逆にそれが辛かったりもして…。
涼哉と言えば、何度か学校に行ってるみたいだけれど、何も言わずに早退しているらしい。ミヤからの情報だ。
お母さんはそれを知っているのか、知らないのか聞いてくることもなかった。
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