°°ワガママの果て°°
すっかり薄暗くなった部屋にポツンと燃える小さな赤い灯り。
目を細めながらフーっと煙を吐く悟くんの横顔に、昼間亜希に言われた事のモヤモヤを吐き出した。
「ねぇ悟くん?」
「ん?」
咥えたままのタバコがさらに赤くなる。
「もしも、悟くんの事を好きって女の子が告白してきたらどうする?」
聞くのが怖くて、でも考え出したら止まらなくて…午後ずっと考えていたモヤモヤした気持ち。
こんなに意を決して聞いたのに悟くんはあっさり答えた。
「どんな人かによるな!」
予想外の答えに一瞬にして曇ったココロは不安でいっぱいになる。
「えっ!?どんな人なら好きになっちゃうの?」
悟くんは即答した。
「全てがお前みたいな女!
外見も中身も何一つお前と違わない女!」
トキメク胸が張り裂けそうで悟くんの腕にギュッと抱きついた。
「そんな人いないよ♡」
「いないよ!こんなワガママな女!」
「ひどい~♡」
「いたら紹介してよ!」
「やだぁぁぁ!絶対紹介なんてしないからね♡」
部屋中に響き渡る声。
「安心しな、絶対いないから」
うなずくわたしの頭をポンポンとしてくれる悟くん。
また1度上がった熱が想いをさらに強くした。
好きでいて、そばにいて。
たった数分だけの時間でも
呼んだらすぐ逢いにきて…
寂しくさせないで、
一秒も忘れないで。
求めるばかりのわたしの想いにすんなり答えてくれる悟くん。
「ワガママでごめんね…」
「それがお前じゃん。
そこも含めて好きだから」
ねぇ悟くん…
わたしは悟くんが好きだよ。
俊哉と別れない限りこの想いの全ては伝わらないけど…
もう少し…もう少しだけこのままでいさせて。
目を細めながらフーっと煙を吐く悟くんの横顔に、昼間亜希に言われた事のモヤモヤを吐き出した。
「ねぇ悟くん?」
「ん?」
咥えたままのタバコがさらに赤くなる。
「もしも、悟くんの事を好きって女の子が告白してきたらどうする?」
聞くのが怖くて、でも考え出したら止まらなくて…午後ずっと考えていたモヤモヤした気持ち。
こんなに意を決して聞いたのに悟くんはあっさり答えた。
「どんな人かによるな!」
予想外の答えに一瞬にして曇ったココロは不安でいっぱいになる。
「えっ!?どんな人なら好きになっちゃうの?」
悟くんは即答した。
「全てがお前みたいな女!
外見も中身も何一つお前と違わない女!」
トキメク胸が張り裂けそうで悟くんの腕にギュッと抱きついた。
「そんな人いないよ♡」
「いないよ!こんなワガママな女!」
「ひどい~♡」
「いたら紹介してよ!」
「やだぁぁぁ!絶対紹介なんてしないからね♡」
部屋中に響き渡る声。
「安心しな、絶対いないから」
うなずくわたしの頭をポンポンとしてくれる悟くん。
また1度上がった熱が想いをさらに強くした。
好きでいて、そばにいて。
たった数分だけの時間でも
呼んだらすぐ逢いにきて…
寂しくさせないで、
一秒も忘れないで。
求めるばかりのわたしの想いにすんなり答えてくれる悟くん。
「ワガママでごめんね…」
「それがお前じゃん。
そこも含めて好きだから」
ねぇ悟くん…
わたしは悟くんが好きだよ。
俊哉と別れない限りこの想いの全ては伝わらないけど…
もう少し…もう少しだけこのままでいさせて。