°°ワガママの果て°°
「優しいんだよ…悟くんは…」


小さくポツリと言うわたしを
亜希は不思議そうに見つめた。


「優しいだけで
そんな毎回すぐ駆けつけてくれるかな?」


「まあねっ…でも優しいの♡
本当に本当に優しいの…♡」



悟くんの優しさはわたししか知らないから…簡単に説明出来ないのがもどかしい。



「な~んか見てみたいな♪♪
その王子様とやらを!♪♪」



亜希の一言に満足したわたしは微笑み頷いた。


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