°°ワガママの果て°°
心配そうに訴える母と目を合わせず

「ごちそうさまでした」
サラッと言って2階の自分の部屋へ向かった。





母が毎日言う”安心させて”
これは要するに、
お金持ちのエリートと結婚して幸せになりなさい。


と言うこと。






幸せ…幸せってなに?
誰がわたしの幸せを決めるの?






冬の夜…
部屋の窓を開けて
今にも雪が降りそうな空を見上げる。
吹き込む風が凍えたココロをさらに凍りつけていく。


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