°°ワガママの果て°°
”すぐ行く!待ってて。”



返信された文字にわたしは微笑んだ。




理想と現実の狭間。
渇ききった心を潤す唯一の居場所。



「ねぇ…どこにも行かないでね」



抱きしめられる度
温かい胸の中で
何度も何度も伝えていた。









今日も夜空を見上げ待っている。
”ワガママなお前が好き”
そう言ってくれるあの人を。
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