先輩とアタシ
今日は、午前中だけ部活だった。
マネの仕事を済ませて、大輔先輩のところに行き、いつも通り一緒に帰る。
「あー原減ったな‥?」
お腹を押さえて、しかめ面で先輩が言った。
『うん‥‥。』
アタシなんて朝からお腹減ってたよ‥;;
「なんか食って帰んない?」
『あー‥‥あっアタシ今日用事が‥‥。』
誘惑に負けちゃだめ!
「ふーん。そっか。あ、今週の金曜日も午前練習だから、午後開けといて?」
金曜日?
今は月曜日だから、4日後。
『分かった。』
何だろう?
分からないまま家に着く。
「小夜。」
名前を呼ばれて、顔をあげると、
ちゅ
『せっ先輩‥///』
一瞬だけ唇が触れ合った。
「今日も、大好きでしたよ♪」
ひらひらと手を振って帰って行った。
『アタシも!!』
先輩の背中に叫ぶ。
一瞬振り返って、微笑んで帰って行く。
先輩と居ると、いつもドキドキばっかり‥‥///
先輩!
今に痩せるんで!
キレイになるんで!
待っててね?
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