先輩とアタシ



「は?」



先輩が拍子抜けな声を出した。



『だってアタシが太ったら、先輩アタシのこと嫌いになるもん!』



先輩に嫌われるのは嫌だもん!



「は?お前全然太って無いじゃん。むしろ痩せてるし。」




『太ったもん‥‥‥だから先輩に嫌われちゃうから‥‥‥』



訳も分からず恥ずかしくなって、布団のを顔まで被った。


「太ってねーよ。それに太ったくらいでお前のこと嫌いにならないし‥‥つうか‥‥お前のこと嫌いになんてなれねぇよ‥‥?」



先輩の言葉で顔が一気に暑くなる。



『ほんと‥‥///?』



「うん。オレ小夜が思ってる以上に小夜にハマってるから。」



布団から顔を出して、先輩を見る。


「やっと顔出した。」



先輩こそ、やっと笑ってくれた。



『心配かけて、ごめんね‥‥?』



アタシ先輩に迷惑かけてばっかり。



「本当に!」


と言って、アタシのおでこにデコピンをした。



優しい痛みがおでこに走る。



「もうダイエットとかすんなよ?」




『うん‥。』



目が合って‥‥



『‥んっ‥‥ふっ‥‥‥』



先輩との甘いキス。






唇が離れて



「保健室とか‥‥‥やべぇ‥‥てか、お前の寝顔やばい‥。無防備すぎ‥///」



『なっ‥‥‥!///』



先輩の変態///



「とりあえず飯食いに行くぞ?」



『う、うん!』





もう絶対ダイエットなんてしないって決めた。



やっぱり先輩は優しくて、ちょっぴり変態で‥‥‥///



最高の彼氏です!



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