先輩とアタシ



『待たせてるって‥我慢させてるってこと?』


「うん。お兄ちゃんも良く頑張ってるね?あんたなんて襲おうと思えばいつでも襲えそうなのに。」



襲うってそんな‥‥///


やっぱり我慢させてるんだ‥。



『我慢させてるって駄目だよね‥?』


「お兄ちゃんだって男だからね?我慢の限界だってあるだろうし。
あんまり我慢させると、捨てられちゃうかもよ?まあお兄ちゃんに限ってそれはないか。小夜にベタぼれだもんね?」



捨てられちゃう?!


アタシ嫌われちゃうの?!



嫌だ!それだけは絶対に嫌だ。



『やだぁ‥‥。』


「お兄ちゃんは、捨てたりしないから。でも我慢させるのは、きついと思うよ?」


『うん。アタシも先輩とは、その‥‥シたいとは思うよ。でも初めてだから‥‥。』



先輩を我慢させてるって嫌だ。



でも怖いの‥‥。



「初めては怖いかもしれないけど、一番好きな人と出来るって幸せだよ?」



一番好きな人と出来る



先輩以外の誰でもない。


尋佳の言葉に励まされて、勇気を持ったアタシ。



よし!



大好きな先輩と初めてをする!



頑張ります!



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