先輩とアタシ


『あ‥‥。』


忘れてた‥‥尋佳と一緒に回ってたんだった。


ヤバい‥尋佳探してるよね?


どうしようっ‥。


歩きながら焦っていると


「あ、心配無いみたいだよ?」


微笑む先輩の視線の先には、尋佳と駿ちゃんが手をつないで歩いてる。


『だね!』


「オレらもラブラブするぞ(笑)!」


負けじと先輩が手をきつくつないでくれた。


たくさん人が居て賑わいでるけど、先輩と一緒にいると賑わいなんて、どっかに行ってしまい、不思議と落ち着く。


先輩は最後まで一緒に居てくれた。


その日家に帰ってからも幸せは続いていた。


だって、着替える時に部屋の鏡を見てみると、首筋にはキスマーク。


オレの物‥‥‥


こういうことだったんだ‥‥///


再び体が熱くなって、ベッドに顔をうずめてにやけていた。


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