先輩とアタシ


《おい、それは駄目。親が許さなきゃ駄目だからな?》


うー。


格好いいよ‥先輩。


先輩は、ちゃんとそういうところまで考えてくれる。


『はーい。お母さんに聞いてみるから、一回電話切るよ?』


《ん。愛してるよハニー。》


『‥‥‥ばか///』


アタシは電話を切った。


こんな先輩のふざけたからかいに、まだ慣れずにドキドキしちゃう。


その度に実感するんだ‥。


アタシは先輩が大好きなんだなって。



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