先輩とアタシ


びっくりして振り返ると、お母さんが居た。


『お母さんっ。どうしたの?』


「おつまみ切れちゃってね。そこのコンビニに買いに行ってたのよ。
それより!寒いから家に入りなさい。」


え?


「あ、いえ。オレ帰ります。すみません、こんな遅い時間に連れ回しちゃって。」


先輩がすかさず謝った。


でも、先輩が家に来たらもっと一緒に居れる。


一緒に居たいアタシは、先輩が家に上がってくれるのを期待した。


「いいのよ!迷惑じゃなければ、泊まって行きなさい。」


「えっ、よろしいんですか?」


よろしいんですかって、先輩かしこまってる。


そんなことより、先輩泊まっていってくれるの?


「いいわよ!ほら、風邪引かない内に入りなさい。」


そう言ってお母さんは、玄関を開けた。


やったー!


先輩ともっと一緒に居れる!


.
< 384 / 405 >

この作品をシェア

pagetop