イージーラブじゃ愛せない



店に戻って業者にリサイズの連絡をしたり伝票の修正をしてるうちに、時間はあっという間に昼を回った。


とりあえず今やるべき事は全てやった。後はサイズを直したカーテンが数日後に出来上がるのを待つだけだ。


気持ちが晴れることはさすがに無いけれど、それでも一段落着いた事で少しだけ胸を撫で下ろせる。


「柴木、休憩行って来い」


私の作業が終わるのを見計らって、成瀬先輩がそう声を掛けてくれた。時計を見ると13時半を過ぎている。随分遅くなっちゃったなと思いながら「休憩頂きます」と頭を下げ、ロッカールームに財布を取りに向かった。


そう言えば、今日はジョージに昼食奢るって約束してたんだっけ。

昼休憩は各部門数人ずつ順番で、大体12時~14時までの間に取り終える。さすがにこの時間じゃ、ジョージももうご飯は食べ終えちゃってるだろうな。

悪い事したな、と思いながら食堂に向かうと。


「胡桃。今から休憩?」


階段でちょうど休憩から上がるとこのジョージとばったり出くわした。


「うん。バタバタしてて遅くなっちゃってさ。今日、昼食奢るって言ったのにゴメンね」

「何言ってんの、仕事なんだから仕方ないっしょ。それよか大丈夫だった?アフターサービス」
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