俺だけみとけ!




幼なじみじゃなかったら、俺は明里を好きにならなかったのかな?



いや、きっと好きになってただろう。




『明里ってアイロンしないのか?』


「あぁ、一応持ってはいるんだけど…
毎朝はめんどくさいじゃん?」




明里は自分のはねてる毛先を触って笑った。




『ははっ、でも俺はくせっ毛ではねてる明里が好きだな♪』


「あー、ちょっとひぃ……
恥ずかしいって!」





朝からわいわい騒ぎながら学校へと歩いた。



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