俺だけみとけ!



部室に着き、俺はギターを出した。


ギターをやり出したきっかけは、大好きなバンドがいたから。


中にもギターの音に惹かれたんだ。


コードを抑える指とか見て、かっこよくて自分もやりたくなったからだった。




『俺も楽器弾けたらなぁ〜…』




ため息混じりに言う悠。


悠はvocalだ。


でも、悠の歌声はすごく透き通ってて見る人のほとんどが聞き惚れる程だ。




『別に弾けなくてよくね?
だって悠には綺麗な歌声があんだしさ♪』


『そかぁ?
まぁ、vocalってセンターだし、よく目立つしいいけどな!』




笑って答え、笑顔を見せた。




< 9 / 203 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop