君の手を
「だって…だって太陽がもし、
もし行っていれば太陽は…太陽は…
私、太陽に会えないなんてやだよ…」
「美月…」
「太陽がいなかったら
私…私…!」
思わず美月を抱きしめた
「あのことがあってから
笑えなくなってたんだ、俺。
でもさ、初めて学校で美月を見たとき
笑ってるのにどこかさみしげな顔をする
美月のことが頭から離れなくなって
俺が笑わせてあげたいってそう思ったんだ」
びっくりしている美月
ふっ
そんな美月を見て思わず笑みがこぼれた