幼馴染と甘恋っ!♡
「ちょっと来て!!」
そう叫んで、私の手を引っ張り
体育館を出ようとした相楽さん。
「ちょ…今、舞台中だし…」
「唯!!」
後ろから叶ちゃんが私の名前を呼んで
「制服に着替えて。私がジュリエットを演じるから。」と言った。
「大切なことなんでしょ。途中で舞台放棄しても誰も責めたりしないわ。
それに安心して、」
叶ちゃんは、舞台の方を指差してこう言った。
「相手は北野にしてもらうからさ」