幼馴染と甘恋っ!♡





「…わ、唯」




圭ちゃんがそうつぶやくと、周りの女の子達も


「…あ、唯ちゃん…」とつぶやく。




私は圭ちゃんに抱きついてる手を離して、女の子達を振り返って





「……だめなの〜…」




と、涙を拭った。





「…圭、ちゃんは…いつも



唯で…っ、お腹いっぱいだから…



……だめなの…っ」





私はこぼれそうになる涙を必死で堪えながら


女の子たちにそう言う。






すると、女の子はより一層ざわつきはじめた。





「ゆ、唯ちゃん…っ、お腹いっぱいって…その…っ」







「つ…つまり、!?」






「「きゃーーーー!!!そういうこと!?」」






何人かの女の子がバタバタっと悲鳴をあげて倒れた。






え…!?







え…!?






そういうことってどういうこと…!?






「そりゃあ、付き合ってるから…しょうがないけど…」





「あーーー、やっぱショックだよおお」





「やっぱやることやるよね、彼女だもん」








「え、え、えっ、ええええぇ!?!?」








そうやってうなだれる女の子たちを前に、


ようやく意味がわかった私は、思いっきり後ずさりしようとして圭ちゃんにぶつかった。










< 385 / 390 >

この作品をシェア

pagetop