幼馴染と甘恋っ!♡
「…わ、唯」
圭ちゃんがそうつぶやくと、周りの女の子達も
「…あ、唯ちゃん…」とつぶやく。
私は圭ちゃんに抱きついてる手を離して、女の子達を振り返って
「……だめなの〜…」
と、涙を拭った。
「…圭、ちゃんは…いつも
唯で…っ、お腹いっぱいだから…
……だめなの…っ」
私はこぼれそうになる涙を必死で堪えながら
女の子たちにそう言う。
すると、女の子はより一層ざわつきはじめた。
「ゆ、唯ちゃん…っ、お腹いっぱいって…その…っ」
「つ…つまり、!?」
「「きゃーーーー!!!そういうこと!?」」
何人かの女の子がバタバタっと悲鳴をあげて倒れた。
え…!?
え…!?
そういうことってどういうこと…!?
「そりゃあ、付き合ってるから…しょうがないけど…」
「あーーー、やっぱショックだよおお」
「やっぱやることやるよね、彼女だもん」
「え、え、えっ、ええええぇ!?!?」
そうやってうなだれる女の子たちを前に、
ようやく意味がわかった私は、思いっきり後ずさりしようとして圭ちゃんにぶつかった。