爽やか王子は悪魔のような人でした
『は?』
「だから、今どこかも何分で着くかもわかんないのっ!」
『……もう一度聞くけど、迷ってはないのか?』
「迷ってないし。」
迷ってる、って言ったらなんか負けな気がする。
『で、今どこかも何分で着くのかもわかんないのか?』
「うん、それは全くわかんない。
だってみたことない道だもん。」
私がそう言うと七瀬君は電話越しにも聞こえるほど大きなため息をついた。
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