人魚と恋
学校

講師



航と知り合って、一緒に買い物をする仲になって、自分の気持ちに気付き始めた。
でも、それは言っちゃいけない。
だってわたしたちはーーーーー


『山村先生、山村先生っ』

わたしは職員室の自分の席でぼーっとしていたところを中山先生に声をかけられた。

「あ、はい、なんでしょう」

中山先生は小声で今日帰りお話が、というので、了承するのを聞くやいなやささっと自分の席についた。

基本的にみんな忙しいけど、普段長話をしてしまう仲の中山先生の変な様子を見て、放課後の話はもしかしたら悪い話かもしれないと思った。
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