先輩、私恋してるっぽいです。


うん、無理だわ…


みんなのこのテンションについていけない。



「架乃は何でるの?」


「あー、私は棒引き。なんか燃える」


「あは、他の女子怪我させないでよ?」


「ええ、嫌いな子とか容赦なく行くわ~」




……おい。


架乃の本当の目的はそれだろ絶対。


棒引きは女子だけだから、私もそれがよかったかも。



肩を落としていると、架乃に引っ張られて応援席に座らされた。


もうすでに競技は始まっている。




< 17 / 43 >

この作品をシェア

pagetop