幸せは壊れてしまう。
バンド
部活見学の末
バンド部に入部!
もちろんひかりちゃんも一緒に。
そして新入部員の仕事も分けられ
さっそく大阪まで場所を貸して頂く様
先輩とわたし二人で行くことになった。
『はぁあ!せっかく恋ちゃんと
色々話せる思ってたのに邪魔さーれた』
ひかりちゃんは拗ねた顔して
先輩にこっそり舌をだす。
そんな様子をみて笑っていた

日にちはどんどんすぎて…
先輩と二人で大阪まで行くことに。
『先輩は何の楽器担当してるんです?』
『あー俺はエレキ。恋ドラムやったな。
たしか…ふりわけでひいてたし。』
おいおいおい!いきなり呼びつけ!?
一応先輩だし。そういうものなの?
『はい!ちなみにひかりちゃんは
ボーカルなんですよ♪』
『しってる。少し黙って。』
むかっ!何も話す事がないから
話題だしたんじゃん!
『ごめんなさい』
もおおお気難しい人にあたったよ。
そんな暇な時間の中先輩とわたしは
電車に揺られながら大阪までついた。
『すみませーん!ぼくたち
こないだ伺うと電話した者なんですが』


『俺はなしてくるし、まっとけ。』
話は先輩がするらしく、
わたしは外でまたされていた。
『にゃあ』
近くにいた野良猫を見つけ
頭をなでる。
『まったくもう。先輩こわい。
ねー‼︎猫ちゃん。こわいよねー
お腹すいてるの?私の昼ごはんあげよ』
ほんとにー!なんであんな人と
大阪まで来なきゃだめなのよ。
言っとくけどこの段階、
小説ではよく恋におちるパターン
だけどまったくそんな気配もしないわ!
ほーんと。
『あーぁ。』
猫を触りながら
猫に愚痴をいう。ほーんと猫ちゃんは
かわいいなあ♡
『どうしたの?ため息』
『わ!』
びっくりして後ろをふりかえる。
その声にビックリして猫は
木の影にいって、こちらをちらっと
うかがっていた。

そこにはギターをもった大学生くらいの
背はそんなに高くない男の人が
こっちを見てニコッとした。
『あ、いや。なんでもないです!
あの…』
『僕、雅(みやび)っていうんだ!』
どっかの県の名前⁇
女の子みたいな名前だなぁ
『よろしく…?お願いします。』

話を聞くにはわたしたちみたいに
場所をかりにきたらしい。
彼のペースにのせられ、メアドを
交換した。ナンパだよね…確実に。

『じゃあ僕そろそろ学校あるんだ』
さっきの話によると
大学ではなく専門学校生らしい。
夢にむかって頑張ってるって話なら
1日中聞いてられるかも…♪
人ががんばってると嬉しくなるんだよね

手を振る彼に大きく手をふる。

ーまた…話せるのかなー
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