薬品と恋心
そして、それから3年の月日が流れたころ、ティアは自分の体がおかしいことに気づきはじめた。
(いったいどうして…)
鏡に手をつき、自分の姿を食い入るように見つめる。
幼い顔。
伸びない背。
成長しない胸。
女らしくならない身体。
映る姿はジークと会ったときから変わっていない。
まるであの日のまま、時が止まってしまったかのように、10歳の体のままいっこうに成長していない自分がそこにいた。
同い年だった地元の女の子たちはもうティアの身長を追い越し、女らしい体つきになっていた。