薬品と恋心

「幻の採取人は必ずどこかの店を窓口にして依頼を受けている。それならば、店の者は必ず見ているはずなのに!!」


ダンッとテーブルを叩き悔しそうに男が叫ぶ。


「そうだな。見たものはいないとはどういうことなんだ!?」


「もしかして、店の依頼書を本人ではなく別の者が見にきているのでは?」


怒りや困惑、戸惑いの色が男たちの顔に浮かぶ。


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