ママのあたしが恋をした。
香流は俺にギターを見せてくれた。





「今もう夜だしさ近所迷惑になるから、明日それ。聞かせてよ。」






「えっ!?いやそんな、聞かせるようなのは弾けな…」






俺が笑いを堪えてるのに気づいたみたい。






「バンドなのに聞かせらんねぇの?」






「えっ!いや…その、和登には…」






動揺する香流が可愛くてそっとキスをした。







半年以上キスしてないから久しぶりで優しいキスだった。







「香流可愛い。」







「いや、あたしは…可愛くないよ!」







可愛いし。






香流の全てが好きなんだ。




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