ママのあたしが恋をした。
「香流!」






「…え!ど、どうしたの?」






香流は俺に会いたくなかったのか?






「香流の目がキラキラ輝いて…」







月明かりのせいだ。きっと。







そう思った瞬間香流の目から涙がこぼれ落ちた。







「和登、会いたかったよぉ…」






俺たちは香流の家の前でずっと抱きしめていた。






もう、我慢できない。






喉まで出かけてるんだよ。







言いたい。






言いたくてたまらない。











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