私を嫌いな人。




そして、佐伯くんは私の耳元で、甘く優しく囁いた。



「.......『ムカつく』は俺から優花への
最上級の愛の言葉なんだよ。」


...そんぐらい、わかれよ。



そう言って悪戯っ子のように笑った佐伯くん。



「....佐伯くん、好きだよ。」



私は自分でも驚くほど、思うままを口に出していた。



「.......ぅるせぇ...バーカ!」



そう言う割に、口許を緩めてる彼。


だから私は聞いてみた。



「.....それも私への愛の言葉?」



すると彼はフッと笑った。

それは、今までの中で一番優しい笑顔だった。


その目元は、いつかの日の....初めて会った時の『ん。』
と消ゴムを受け取った彼を思い出させた。



「......そうだよ。」



そう言って、私に優しく口付けをした。







*end*
< 24 / 24 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:15

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

ここにあるもの。
micoka/著

総文字数/3,465

詩・短歌・俳句・川柳19ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
たくさんのそれは まるで星のように *随時、更新中です*
知らないこと。
micoka/著

総文字数/1,239

恋愛(純愛)4ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
わかってる わかってるの それでも
とまった栞。
micoka/著

総文字数/1,189

恋愛(純愛)1ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
一冊の本に挟まれた一枚の栞 ずっと同じベージに挟まれたそれは もうきっと二度と動かない

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop