独り言<あるOLの一日>
ピピッ、ピピッ‥6:30a.m.4月某日(月曜日)快晴。
レースのカーテンから差し込む朝陽に
まどろみながら目を覚ます私‥

眠い目をこすりながら窓辺でさえずる
小鳥たちに誘われてベッドから
起き上がり大きく深呼吸する。

そしてベランダのハーブに水やりを‥

(チッチッチ♪チッチッチ♪‥)

「ん?鳥が鳴いてる?」

ピピッ、ピピッ‥ピピピピピピ‥

「あ~ん!うるさいっ!」

ガチャン!と、布団にもぐったまま手を
伸ばして目覚まし時計を止める。

「あぁ‥夢か」

乙女チックな朝を過ごしていたはずの
真奈美は現実に引き戻された。

「そんな奴いるわけないって‥。」

掃き捨てるように言いながら
ベッドから這い出した。

野沢真奈美37歳独身。

どうも、最近独り言が多い。

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