ドジなメイドさん
今頃あいつは夕食を作ってるはずだ。




しかし。



聞こえてくる音はガったーン!とか、どっったどったぁっ!ばしゃぁん!とか、ばぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!とか、ずってぇぇん!とか、絶対料理を作るのには必要のない音が休みなく聞こえてくるのだ。

なんかもう、心配だ。

いてもたってもいられない緋狼はドアノブを回し、なんかもうモンスターでもいよう厨房へと向かった。

トットットッ

「おい!さっきから何をし…。」

その言葉は途中で掻き消えた。

だって、料理を作るためにこんなことが起きるわけないのだ。どこぞの漫画などで出てきそうだった。

グッちゃグッちゃになった厨房に、ひび割れた防犯用の頑丈な窓ガラス。あたり一面に漂う焦げ臭い異臭。その真ん中に未だに諦めんとぐっちゃぐっちゃとモザイクが必要な液体をかき混ぜフライパンに流し込んでいた柊音がいた。


途中でなにか入れたかと思い見てみると、腕の立つシェフが入れるなんか料理を燃やす液体だったのだ。

しかも火をつけてしまったもんだから、


ずどぉぉ!ばだぁぁぁん!ぼぉん!ばぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!バリぃん!


当たり前の展開だ。狼緋が来る前にも相当やばい物を入れてたらしい。

勿論狼緋も巻き沿いになった。
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