お姫様はふたり
私が最後に見たのは、血まみれの圭くん。
そして、最後に聞いたのは圭くんの声。
「……どう…し…て……。み…こと…」
プツリ。
私は意識を手放した。
そして、最後に聞いたのは圭くんの声。
「……どう…し…て……。み…こと…」
プツリ。
私は意識を手放した。