小悪魔な彼女



「…うっわ。ひどいノート。」




頭上から声がする。




見上げるとそこには―…





「…生徒会長さん…(怒)」





私のノートを変なものを見るような目で見つめる生徒会長の姿があった。




…ひどいノートって…




コイツ、私に喧嘩売ってんの?




「…もー!そんなにひどくないと思うんだけどなぁ!!」





いつもの私なら買うだろうけど、今日はやめておくことにした。





だって、生徒会長は絶対落とすって決めたから下手なこと出来ないし





他の男子の目もあるしね。




派手に喧嘩なんてしたら、男ウケしなくなっちゃうもん。










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