あなたに 愛と サヨナラを。

2

ザァァァァ・・・


「あ~…これ、やばいなぁ…。」


雨はしばらく
止みそうにない。


学校の下足室で
私は途方に暮れた。

入学して一週間。



授業の移動の時や
休み時間に

なんとなく一緒にいるコたちはできた。


と言っても
友達と呼べる関係でもない。


私と同じように

ちょっと地味目で
冴えない女子たち。


私とレベルが一緒か
ちょっと下くらいの女子2人と

なんとなく3人グループっぽくなってはいた。
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