初恋は涙色に輝く…


『今日は、いきなり押し掛けてごめんねー。』

「ううん、ありがと。このあと光瑠と話してみるから。」


結局私は、夜の7時まで長居をして、瑞穂の家を出た。


久しぶりに会って話せて、すごく楽しかったと思う。


それからの夏休みは、あっというまに過ぎて、新学期が始まった。

新学期が始まっても、隆太さんとのメールが減ることはなく。

寧ろ、どんどん増えていると言える。


でも、隆太さんとの楽しい時間を思い出してしまった私にとっては、やっぱり学校は、退屈な時間だった。

< 211 / 299 >

この作品をシェア

pagetop