初恋は涙色に輝く…
反射的に目を瞑った私に起きた衝撃はほんの小さなものだった。
手首を捕まれたような感覚と
腰回りに感じたふわっていう感覚。
たったそれだけ。
恐る恐る目を開けると、そこには驚いた表情の和馬さんと友美さん。
「………っぶねーー。」
そして、頭上から降りてくる驚いた声。
上を見上げると、心配そうな表情の部長さんがいた。
そこで気づく自分の体勢。
転けそうだった私を支えてくれたのは、昨日見かけた剣道部の部長だった。