私の全てを。
龍治side



俺の名前は
伊野 龍治(いの りゅうじ)
年は24
仕事は、
まぁ若頭だ。
仕事って言っていいのかもわかんねーけどな。


「若。失礼します。」

俺の部屋に入ってきたのは
俺の下で働いている
涼(りょう)
だった。

「涼。
二人の時はいつも道理でいい。」

涼とは幼馴染みで昔から一緒にいる。

「はーい
龍治さぁー今日1日屋敷開けるって言ってたよねー?」

「あぁ。」

「どこいくの?」

ニコニコしながら聞いてくる涼。

「お前が想像してるようなんじゃねーよ。」

「はぁ!?
べっ、べつに綺麗な女の子と龍治がデートいくとこなんか想像してねーよ!
なにいってんだよ!
はははー!」

....皆わかったかもしれねーが
こいつは馬鹿だ。
組の仕事のときは使えるんだがな。

「お前そんなこと考えてたのかよ。」

「えっ」

まぁこんな馬鹿はほっといて
俺は身支度と始める。

「ねー龍治ーどこいくんだよー
俺今日1日暇なんだよー
だからーー「ついてきたいってことか?」
うん!」

....まぁいっか。
「許可する。」

「わーい!」
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