Wonderful DaysⅢ【berry’s cafeバージョン】
暁さんの胸倉を締め上げて、ぼそぼそと何かを耳打ちすると
「……っっ……!」
驚愕の顔で魁さんを見上げた彼女の顔色は、益々血の気が失せていく。
「───言え」
追い討ちをかけるように、威圧感のある声が聞こえたけれど
「それだけは、言えないんですっ!」
もう一度、拒否した暁さん。
「もし言ってしまったら、何もかも無くなっちゃうっ!」
泣き叫んで、必死に訴えた彼女に
「安心しろ。てめぇには、既に何も残ってねぇ」
「……え?」
これ以上ないくらいの冷たい声が向けられた。