Wonderful DaysⅢ【berry’s cafeバージョン】
マーク兄さんに会って、それを言われるのが一番怖い。
「なんて顔してんだよ」
急に黙り込んでしまった私の頭を、躊躇いがちに撫でてくる大きな手。
それは、いつもどおり優しくて。
離れていこうとするその手を、咄嗟に掴んでいた。
「マリア?」
そんな私を、心配そうに覗き込んでくる魁さん。
この温もりを失ってしまったら……
「……っ……」
想像しただけで、絶望感に襲われる。
私は、この手を離したくないけれど。
魁さんは……
マーク兄さんに「別れろ」と言われたら、首を縦に振ってしまうだろうか。