空とマンホール
後に先輩がいるのも忘れた。
「でも、それは全部哲の為で、それは決して貴方達の為ではなくて。だから、変なことを哲に言って、嫌なこと思い出させたら許さない」
睨みあげる。
「今すぐ帰らないなら、遺書書いて死んでやる。勿論貴方達の名前とされたこと、全部並べて」
相手の顔が強張る。
「はあ? 何言ってんの、キモいんだけど」
「ちょ、やめよ。帰ろうよ」
一人が一人を引っ張って門へ行ってしまった。
それを目だけで見送って、立ってるのが辛くなって座り込む。
それを支えてくれた先輩。
「大丈夫?」