想いの残り火
ぼやけた木漏れ日


「今日はなにして遊ぶ?」


ブランコに乗っている幼い男の子は聞いた。


「んー」


そう聞かれた幼い女の子は右手の人差し指をくるくる回しながら考える。



「滑り台やろうよ」


「えー。昨日もやったし、他のやろう」


「だって、他のもいつもやってるよ?」


「んー、何か楽しいことないかなー?」


そうやって二人して考え込んでいる。
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