君のそばにいたい
名前を知らない
あの日は強い日射しであの夏一番の猛暑だった…

そう…君と出会った…今日見たいな…強い日射し

いつからだろう…

いつから母は…笑わなくなったんだろう

いつから蝉がうるさく泣いていたんだろう

…いつから私は独りで立っていたんだろう…

「ママ…」


ドンパラララッラララ!

銃声の音と他にする爆音

私の日課はゲームセンターに通うこと

シューティングゲームをしている私は白浜中学1年B組

と言っても形だけだ…

昼はは孤児院で不登校生活を繰り返し夜はゲームセンター通い

私はシューティングゲームを終わらすと次のゲームに向かった

体感ゲーム太鼓の鉄人にはまっていた私はよく太鼓をしていた

…そこでよく見かける男の子…


「今日もいる…」

正直言って私はその男の子が苦手だ

何故なら…

「あ!今日も来たんだ!」

「..........。」

この通り彼は私と友達になろうとして来る

そして何より煩い

笑顔の絶えないその顔は何処か不思議に思える

「ねぇねぇ!君名前は?」

「..........。」

「なぁなぁ聞こえてないの?」

「煩い…」

「喋った!」

煩い…

彼のハンドルネームは「ろくさす」

名前は当然知らない

チビの私と同じくらいの背の高さでよく太鼓をしている

「なぁなぁ何中?」

もはやこれはナンパだ…

「なーしたの名前だけでも教えてくんね?」

…イケメンだからって言っていいこと悪いことがあるだろ!

「なー…」

「煩い…私に話しかけるな」

「でも話したいし.......」

「…はぁ…12歳白浜中…以上」

「!!名前は?」

「..........い」

「え?」

「名前は…知らない…」

彼の驚いた顔は…そんなに驚いてもなく

どちらかと言うと…苦笑いだった…

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