‡私立王城学園‡
現に今持ったチョークも粉々………



センセーは急に止まった俺を不思議そうに見てる。



唯一、何故黙ってるのかを知ってるリクは教室の後ろのほうで苦笑い。




笑ってねぇで助けろー(泣)



中「どうした姫野?」



ラ「いやぁ…チョークが……ですねぇ…」



手を開いてチョークの残骸を見せる。



中尾っちは呆れ顔。



中「名前はかかんでいいから、自己紹介しろ」



頭を押さえる中尾っち



なにやっても様になるねぇ


っと



ラ「はい。えぇ、諸事情によりこちらに転入しました、姫野ラキです。適度によろしく」



自己紹介を終えると呆気に取られていたクラスメートが騒ぎ出す。



「なにあれー、オタクじゃん」

「キッモーイ、僕に近付かないでよ」

「僕ならあんなかおしてたら外歩けない…」




主にかわいい奴らからの中傷の言葉



まぁかわいいも糞もねぇけど



金持ちって性格悪いねぇ



あ、こんなかで1番金持ちなのは俺か(笑)



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