ONLY YOU~愛さずにはいられない~Episode.0~
テラファンのアイドルであり、家族であり、そして恋人の彼。

彼は私の力を抜こうと何度も優しく唇にキスを落とし、首筋や胸元にも唇を寄せた。

少しずつ力が抜け、ようやく彼が私の中に入り込む。
その熱と質量に押され、腰を引いた。

そして、激しい痛みを伴う。

「痛い?」

「うん」

「・・・我慢できる痛み?」

「まぁ」

彼は吐息を漏らすと更にグイッと奥に入り込んだ。
私の中で彼の存在感が増していく。カラダの一部が繋がるだけなのに互いのカラダが一つになる錯覚を見る。
彼の楔が私のカラダの内側を何度も貫いた・・・

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