ONLY YOU~愛さずにはいられない~Episode.0~
「じゃ俺も手伝うよ…」

「えっ、あ・・・そう?」

二人で誰も居ないキッチンに立って朝食作り。

「あ・・・ヤバいぞ。香波…目玉焼きが焦げた…」

「えぇ~っ!?」
二人だけの分ではなく、皆の分を作る予定で、目玉焼きは康秋君の任せ、私はサラダを作っていた。

「仕方がない…焦げた目玉焼きは私達が食べましょ」

「いや、一つや二つじゃなくて…全部焦げてる・・・」

私はフライパンの中の覗き見る。

「康秋君…コンロの火強すぎ…」

「ゴメン…」

彼は慌てて火を止めた。

「うっ…これは・・・」

「・・・俺が全部食べる…」

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