ONLY YOU~愛さずにはいられない~Episode.0~
《7》顔合わせ

ー香波side-

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桜坂学園高等部。

中間テストも終わり、次は学園祭と放課後の校内はその準備に追われていた。
私のクラスの催し物はモンスターハウス所謂お化け屋敷。

「これどう?」

優華は「ハンズ」で購入したフランケンシュタインの被り物を被った。

「怖い怖い」

「これは?」

私はドラキュラの被り物を被って見せた。

「いいよ。香波」

私たち女子はモンスターの衣装と小道具作り。男子はホームセンターで買ったベニヤ板や駅前のスーパーでタダで貰った段ボールを使って迷路作り。

「何か手伝うコトあるか?安田」

相良先生が教室に入って来て、私に話し掛けた。

「今のところは別に…先生に手伝ってもらうコトはないかな・・・」

「そうか・・・」

仕事が忙しいのかあれから、全然登校しない康秋君。一応交際している私たちだけど。互いの携番、メルアド、「LINE」のアカウントも知らない。

「別に手伝うコトないなら、職員室に戻るぞ」


相良先生は踵を返し、教室を出る。


「待ってください。相良先生」
私は相良先生を追いかけた。

「なんだ?安田」

相良先生は立ち止まって振り返った。

「・・・康秋君の連絡先分かります?」

「分かるが・・・なんだ?知らないのか??」

「はい」

「『LINE』の相良家ファミリーのグループに入ればいい」

「いいんですか?まだ・・・父とは結婚してませんけど・・・」

「どうせ・・・週末顔合わせするんだ。入籍するのも時間の問題だ」


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