失 楽 園
「どっちにしろ、美夜はもうすぐ自立するだろう。それまで我慢すればいい話なんだ。今更美夜を国に戻してどうする? 今まで積み上げてきた俺の評判が悪くなる。お前はそんな簡単なこともわからないのか!!」
いま、確かに父さんは、美夜と言った。
私の名前を、言った。
ああ、私は、やっぱり――!!
私はすぐに部屋に戻り、
布団の中に潜って混乱する頭を抱えた。
そうして思ったのだ。
私は本当に父さんと母さんの子供じゃないのか。
確かめに行こう、と――……。