失 楽 園
chapter4



いつもナカダシしてたらさ、
彼女、妊娠しちゃって。


くすくす、と
青年は心底くだらない、とでも
言うように小さく笑った。


こんなくだらない僕の精液でも、
子供とか出来るんだーっ、て、

びっくりした。


頼んだレモンティーの
おかわりが運ばれてきて、
青年は優雅にそれを受け取り、
ありがとうと微笑んだ。


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