失 楽 園



それから僕は、
色んなオンナと付き合うようになった。
付き合うオンナは、
まるで美花子のように従順だった。


それでも僕は、満たされなかった。



馬鹿なオンナたちを抱きながら、
妄想するのは姉さんのことばかり。

姉さんを抱きたい、
姉さんとひとつになりたい、
という願望は、
日増しに強くなっていった。


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