話術師フェイス
日本史ナンバー 弥生
 劉備さんはボクに言った。『とりあえず一週間だ』・・・と。



 その言葉は色んな意味に捉えることができるが、ボクのことなんてイツでも消せるが、とりあえず一週間待つ・・・と考えることが自然な気がした。




 うさ美:「フェイスくん!大丈夫?」



 次の日の昼。



 珍しくうさ美さんからボクに内緒がきていた。



 マイスターの言うとおり、一日すぎた今日、ボクに内緒やら拡声器を送ってくる人間はいない。



 ネット上の噂なんて、そんなものだろう・・・・。



 それにしても・・・・今日は水曜日、平日だぞ。



 フェイス:「うさ美さん仕事は?」



 うさ美:「あぁ、それはどうでもいいんだよ・・・。そもそもあんなものは一時的に身を隠すための場所だったんだから・・・。」



 フェイス:「つまりズル休みしたんですね・・・。」



 うさ美:「ま・・・まぁ、今はその程度の認識でいいわ。それよりフェイスくん。キララが殺されたって?おまけにあなたも狙われてるって本当?



 え?


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