プリキス!!



「暑くて参っちゃうよね。」


「本当ですよねー。先輩、副会長の一声で各教室にクーラーつけてもらえませんか?」


「つけれるならもうついてるよー。カナンはさぁ、自然と共に美しく学ぶっていうのもウリだから付けれないんだよね。」





伝統やらをとれば、不便になるのは当たり前だ。



校舎内にクーラーはない。

文明の利器をとれば、学校の外見の美しさが半減するとかなんとかで。


あ、辛うじて石炭ストーブはあるよ。





「先輩、暑いですー。何とかなりません?」

「昼休み生徒会室おいで。アイスあるから。」

「行きますー!天音先輩エンジェルー。」





地獄に仏とはまさにこのこと。


喜ぶ私の頭をポンポンと天音先輩は撫でた。





『烏丸、偉い偉い。』





あ……。


頭を撫でられて、思い出したのは彼の事。


暫く会ってない、橘と恵の事だ。





< 236 / 422 >

この作品をシェア

pagetop